2018-06

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  • 【縫い目落とし】昔に有った羽織の仕立て方 (06/09)
  • 【絹のアームカバー】白大島紬から (06/01)
  • 【琉球かすり*Y・Kさまの着姿】お写真送って下さいました (05/29)

  • 【縫い目落とし】昔に有った羽織の仕立て方

    数十年前、技能士会の講習で仕立てた“縫い目落としの羽織”

    実物大で持っており、いつか作ろうと思っていたものを再現。

    以前、友人に頂いた和服たちの中にあった

    夏物羽織を直してみました。

    羽織丈を長くしたので裾の折り返しは2㎝。

    丈90㎝ 夏物だからこのくらい。
    P1030145.jpg

    専門和裁技能教科書・三 興津佳平著
    P1030153.jpg

    この仕立て方は「極々上仕立て総落とし」という名でよばれ
    縫い目落とし又は巻き縫いといわれたのは明治の末以降。
    昔は共布の織り糸をほごし、又スガ糸を共色に染めて仕立てたと古書にある。


    つまりかなり昔から仕立てられていた縫い方のようです。

    大正年間には夏コートに応用されていたそうです。

    本にはこのように掲載されていますが

    とても見本が無いと仕立てるのは難しい。

    特に細かく3ミリ間隔にくけるところ。

    折り方がポイントで見本を解いてみて思い出しました。

    縫い代1㎝残して切り取るのですが

    今回は“羅”?という生地だから

    織りが荒いので1.5㎝残すことにしました。

    ここは袖付け
            P1030143.jpg

    ★ このように切ってしまうので仕立て直しが出来ないものです。
      (サイズ小さくはできますね)

    下の写真はマチ。
    P1030149.jpg

    袖口布は外して、単衣と同じ三つ折りぐけ。

            P1030151.jpg


    袖底や丸みのところも縫い代は8ミリくらい(袋縫い)。

    P1030159.jpg


    夏物は縫い代がすけて見えますね。

    その点この仕立ては思いっきり切り落としてしまっているので

    すっきり軽く感じます。

    昔の人はこういうお洒落を楽しんでいたのですね♡

    羽織の裁ち方は同じなので反物からでも

    仕立て直しでも出来ます。

    お直しで丈を長くしたい場合は

    裾の元折りすじが目立たないようにしたいですね。

    いま、お持ちの夏用羽織から

    “縫い目落とし仕立て”いかがでしょうか。



          ゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。


         

         あじさい



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    【江戸小紋お直し】

    こちらは宮城県にお住まいのM・Sさまのおきものです。

    縁起が良いとされています亀文様の江戸小紋。

    無地のように見えても細かい柄がおしゃれな小紋。

    職人さんが端正込められたすてきな作品ですね。

           P1030033 (2) - コピー


    P1030034.jpg

    仕立て上がりのおきものはヤフオクで購入されました。

    M・Sさまは身長167㎝ですので、身丈は短すぎでしたが

    縫い代を確認してこれなら直せば大丈夫と購入を決められたそうです。


    胴裏は足し布をしていますが

    表地はちょうど15㎝長くすることができ

    背から4尺4寸(167㎝)になりました。

    内揚げに縫い込みであったので良かったですね。

    ここは胴裏を足したおくみ(下の写真)。

    身ごろも足しています。

    少し使う分でも胴裏地は新しいものを用意しております。

    P1030035.jpg


    裄もご希望の70㎝に出来ました。

    ぎりぎりの布巾いっぱい。


    裄を直すため解いたとき気が付いた袖口下。

    ん? ちょっと硬い。

    きれいなお仕立てです。
                        
    P1030033.jpg

    どういうふうに縫っているか開いて、パチリ。

    お仕立てされる方は分かると思いますが

    袖口下4㎝くらいの裏地は縫い代を割るのですが

    表地と同じ折り方になっていました。

    P1030031.jpg

    しっかりしているので変によれなくて良いなと。

    和裁技術ファイルに追加 ( ̄^ ̄)ゞ


    ヤフオクなどで沢山ある仕上がりおきもの。

    身長が高い方はあきらめなければならない事が多いかと思います。

    もちろん縫い代があるとその分丈を長くできますが

    足し布をして長くする事もできますよ。

    お好きな色柄、思い入れのあるおきものがありますか?

    お直しいたします。

    (お時間はかかりますが)




    ゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。




    “イラストレーターひろせはなこ” さんの消しゴムはんこ
        rumikoのR 
          su.jpg



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    【舞台衣装】ちょっとだけお手伝い

    着物と和裁」 みーさんの舞台衣装。

    18日から西瓜糖第6回「レバア」公演が始まります♡


    衣装担当の方がイメージにあった色柄のきものを

    用意されたのですが・・・ 単衣。

    ストーリーからして袷を着用したいところらしく

    袷に見えるように胴抜き仕立てにしよう!と、なったそうです。

    そこでおおわたりの出番。


    胴抜き仕立てとは

    袷に見えるよう、袖口・衽・裾・衿先に八掛を付ける。

    胴裏も少し使います。


    出来るだけ早く欲しいということで

    わたしが持っていた中古の八掛を使うことになりました。 
                   (手洗い済)

    昭和初期、ふだんからきものを着ていた時代

    また、物が無かった時代

    だからきれいより、生活感があるものでいいということでした。

    P1030022_201804141855220ca.jpg

    ・身ごろは袷と同じ八掛分を付けて

    写真のように胴裏も足しています。

    ・袖口はふつうに八掛

    振り側には胴裏を巾16㎝くらいで付けています。




    もう一枚は引き着。

    引き着の写真お借りしました。
    717906_ty50009.jpg

       ・お仕立てしたのではなく身丈を直しただけですよ!
        残念ですが引き着仕立ての技術はもっておりません。

    上の写真のようにおはしょりはせず裾を引いて。

    このようにするため黒留袖の身丈に20cm足し布をしました。

    おはしょりをしない分、衿丈は短く。

    一緒に送って頂いた引き着の見本と

    わたしの持っていた本から割り出してみました。

    P1030023.jpg


    8日にお届けすることが出来ました。

    本番の衣装を着て通し稽古もされていると思います。



    わたし、チケットはしっかり確保できました ♡


    ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・


    ブログ記載許可いただいています (^^ゞ


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    【道中着お直し】後ろ姿がきれいな“ひさえ紐”

    道中着のお直しいたしました。

    みーさんのコートです。

    紫がかった紺色、うっすら市松柄。

    良い色ですね。


    P1020959.jpg



    道中着なので “ひさえ紐” 付けるのをお勧めしました。

    P1020957.jpg

    手前が右脇の内側。

    左脇に付いている紐は輪にします。

    ひさえ紐(87㎝)を右脇に付け、左脇の紐に通します。

    そして下前の紐と結ぶ。

    後ろ姿がゆるくきれいな着姿になりますね。

    一本の長い紐、後からでも付けられますよ。


    コートは身巾と裄のお直しでした。

    スリムなみーさん。

    後巾と肩巾の差の関係から

    出来るだけ身ごろが、ブカ付かないように

    かつ、縫い代がつらないように気を付けました。


    日中は暖かでも朝夕にはコートが必要ですね。

    舞台のお稽古、ガンバっていらしゃると思います。

    楽しみ p(*^-^*)q




         ゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。





    ぬい針もまち針も
       研磨あげ針 四ノ二 25本入
         
        P1020940.jpg




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    【残念な身丈直し】の直し

    こちら、すてきな柄ですね。

    ウールきものだそうです。

    しぼというかシワ加工がされています。

    P1020902.jpg

    先月、ウールきものをお仕立てさせていただきました

    S・Nさまから身丈直しについてのご相談。

    このおきものを持っていらした方から

    「あなたに合うように身丈を直しておいたわ。」

    と言ってくださったそうです。



    ところが身丈を出すために継いだ足し布が

    おはしょりでどうしても見えてしまう。

    「なんとかなるかしら? 

    とても気に入っているから着たいんだけどね~」 と。

    お預りして見てみると足し布をした位置が上すぎのようです。

    ・・・・・

    しばらく考えさせていただいて、

    下前の衿と交換することにしました。

    幸い足し布(15㎝)は後ろ身ごろだけだったので

    衿分の布で足りました。

    上の写真で分かるように

    下前の衿が交換した後ろ身ごろの足し布です。



    そして下の写真が後ろ身ごろ。

    衿の長さ分をそのまま付けると柄が縦になるので

    横柄になるようにしました。

    継ぎが入りますがこのほうが良いと思います。 

    おはしょりで見えますが、共布なので平気かな。

    P1020900.jpg



    S・Nさまは

    ふだんに半巾帯で着用したいとおっしゃっていました。

    ご近所のスーパーで

    こちらのおきもの姿を見かけたら 「! (o‘∀‘o) 」



        ゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。



    こういうお直し、好きですよ。

    だめかな~着られないかな~というのが

    着られるようになるって (o‘∀‘o)*:◦♪


    いい案が浮かばないときもありますが・・・

    仕上がったときはヤッタ!できた~

    達成感でうれしいのです。






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    プロフィール

    Rumiko

    Author:Rumiko
    Kimono
    【仕立て屋*おおわたり】
    はじめまして 大渡留美子と申します。
    1957年ー北海道生まれ   
    18歳ー札幌の和裁学校で和裁を学ぶ。その後2ヶ所の和裁所で技術を習得。
    26歳ー2級和裁技能士修得。 自宅にて呉服店の仕立て物を請け負い、独立。
    1991年-埼玉県南埼玉郡在住   
    和裁の仕事に携わって30数年。お客様の声を聴いてお好みの着物に仕上げ、喜んで頂きたいと思っております。
    たんすに眠っている着物を、お直しすることで
    [*お気に入りの一枚*]になるかもしれません。
    着物・羽織・コート お仕立て致します。
    どうぞお気軽にご連絡下さい。

    TEL 080-1135-1159

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