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【きものから長羽織を仕立てました】

きものから長羽織に仕立て直ししました。

仁井ひさえ先生】から教わった長羽織の仕立て方です。

きものから羽織を作る時は衿の背中心で接ぎが入るのが普通と思っていましたが

背中心に接ぎは入れずに目立たないところに接ぎをして仕立てます。

一枚目は自分用に仕立て、洋服の上にも着たいので

袖丈は1尺。 袖丸みは船底。

まちは付けずポケットを付けました。  【長羽織


今回 2枚目に仕立てましたのは都内にお住まいのKさまの長羽織です。

若い頃からおきものを着る機会が多くあったのですが

このきものは着用すること無く、しつけが付いたまま数年経過。

「コートか羽織にでも直すといいかしら」 と相談を受けたので

「是非、長羽織にしましょう」 と提案させて頂きました。


たくさんある中から選んだ羽織裏は薄いピンク色。

表地と調和がとれてとても良い感じになっています。


P1010877.jpg


ここは羽織紐を付ける [ち] のところ。

ここに接ぎをしています。

柄があるので分かりにくいでしょう。

P1010878.jpg



基本形でマチを付けて

前下がり8分付けています。

P1010880.jpg



きものから長羽織仕立て直すときの注意点として1つ。

後ろ身頃の内揚げの印(折スジ)は残らないほうが良いですね。

また隠れていた揚げの縫い代の色と表地の色が違っているとか。

羽織の後ろは大事。



1枚目も2枚目も着用していなかった為か色あせは無く

スジも私が消せる程度でした。

衿はかけ衿と地衿を使いますが多少キズがあっても

長羽織を仕立てるとき、衽分の生地は使わずに残るので

衽分のきれいなところも使えます。

これでタンスで眠っていたおきものが1枚活かされますね。

昨日 Kさまに長羽織をお送りしまして、今日到着のお知らせ頂きました。

今年の仕事納めになります。




皆さま 

【仕立て屋*おおわたり】のブログをご覧頂いきましてありがとうございます。

ただパソコンに向かって和裁について記載していくなかで

コメントを頂いたり。

きものイベントで声をかけて頂いたり。

お電話を頂いたりするなか改めて
 
観て頂いているのだと身が引き締まる想いでした。

一つひとつお伝える事により私自身が学んでいるつもりでおります。

こういう風にゆるりといきますが

これからもどうぞよろしくお願い致します。

皆さま 良い年をお迎え下さい。




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