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【しつけについて】

I先生のおきもの裄直しをしました。

前の持ち主さまは何度か着用されたようですが

かけ衿にしつけをしたままでした。

このくらい大きいしつけは着用時には取ったほうが・・・〇


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時々お世話になります、しみ抜き屋のご主人いわく

しつけは取らないと思っている方がいらしたそうな。

しみ抜きをしてほしいと持って来たきものにはしつけが付いたままだったそうです。



次の写真は留袖仕立て時のものですが

このくらい小さいしつけは取りません。

「ぞべ」または「ぐし」と言って仕立てのくるい防止とか

「飾りしつけ」でもあります。

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「飾りしつけ」というときれいにかつ複雑に付けているものがあります。

おくみ裾の躾飾り、羽織衿にも複雑なものが。

とるとき、たいへんなことありませんか?

きものの生地のそばまで、はさみを当てなければならないですものね。




法衣店の仕立てをしていたとき

しつけの初めと終わりの玉結びは隠さないように言われていました。

お客さまがしつけを外し易いように。


が、やはり雑にみえるかな~と思い今は玉結びを隠しています。




    ゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。




菊が飛び柄で前後全部上向きです。

前身頃と衽の柄がぴったり合うと付下げですが

こちらは付下げ小紋でしょうか。


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こちらも裄直し。

地模様が青海波、ししゅうが全体にほどこされています。

絹をふんだんに使用して重厚な生地。

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  *ワイルドストロベリー いい香り~(^∇^)

P1020272 - コピー



     *今年はスゴ~く いっぱいライナーをのばしてるノ

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